思い込め日本一へ
岡崎学園女子 春高バレーでの活躍誓う
岡崎学園高校女子バレーボール部(岡崎市稲熊町)が、「春の高校バレー」の愛称で知られる「第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(来年1月5〜9日、東京体育館)に出場する。2年ぶり45回目の出場となる今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客試合となるが、「日本一」を目標に練習を重ねている。(横田沙貴)
春高には各都道府県大会を勝ち抜いた52チームが出場。愛知県大会は11月6、7、23日に岡崎市体育館などで行われ、32校がしのぎを削った。同校は準決勝までの4試合全てを2セット連取のストレート勝ちで決勝戦に進出。決勝戦では前回の愛知県大会覇者・誠信(扶桑町)を3―1で破り、全国切符をつかんだ。
伊奈弘人監督によると、今年の岡崎学園は、攻守共にバランスが取れているという。特に「守備力はこの10年で1番高い」と太鼓判を押す。
同校は第1回大会の優勝校として知られる強豪校。昨年は県大会の準決勝で豊川(豊川市)に敗れて全国出場を逃した。「コロナ禍で思うように練習ができなかった」というが、その悔しさをばねに練習に打ち込んだ。また、岡崎学園は来年度から「人間環境大学附属岡崎高校」に変わることから「岡崎学園高校」としてプレーする最後の年になる。
主将でアウトサイドヒッターの鷲谷夏希さんは「一球一球思いを込めて頑張りたい。無観客開催だが、今までやってきたことを出し切り、画面越しでも感動してもらえる試合にしたい」と意気込んでいる。
選手らは20日、中根康浩市長に出場を報告した。中根市長は「プレッシャーを感じず伸び伸びと戦ってほしい」と激励した。