進路選択の助言も
岡崎YEG 商業高で出張「あきんど塾」
県立岡崎商業高校で16日、岡崎商工会議所青年部(岡崎YEG、阿知和司会長)の有志による特別授業「岡商あきんど塾」が行われた。2年生272人が、YEG会員18人の授業を受講。東海愛知新聞社をはじめ、製造業や飲食業、税理士、社会保険労務士など、多彩な業種の“先輩”の話を聞いた。
講師役の会員は自社の業務内容や自社が所属する業界の実情、仕事のやりがいなどを説明。中には実際に製造している製品や材料を持参したり、その製品を使った作業を行ったりする会員もいた。
授業の終盤には「好きなことを仕事にするのは、楽じゃないけれど楽しい」「どの仕事でもお金が関わるから、商業高校で学ぶことは将来絶対に役に立つ」「自分が思いを寄せることを仕事にすると人生が豊かになる」といった、進路選択に関する助言も飛び出した。
同校では毎年1年生がキャリア教育の一環で製造現場のある企業へ見学に行くが、昨年の1年生(現2年生)の見学がコロナ禍で中止に。そこで、代替行事として岡崎YEGに職業体験行事「岡崎あきんど塾」の“出張開催”を依頼した。岡崎YEGにとっても初の出張開催だった。(横田沙貴)