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東海愛知新聞

夢舞台での活躍誓う

県立岡崎工科高校 移動式ロボで技能五輪出場

県立岡崎工科高校情報技術科3年で電算機部の馬場肖夢(あゆむ)君と長野みのりさんが、17日から20日まで東京都内で開催される23歳以下の技術者による全国大会「第59回技能五輪全国大会」の「移動式ロボット職種」部門に愛知県代表として出場する。同校の出場は2018(平成30)年、20年に続き3回目。大舞台に向けて調整を続けている。()

同競技は毎年テーマが変わり、今年は「医療用配送ロボット」。4メートル×2メートルのコート内にあるナースステーションから複数設けられた病室に未使用の薬剤を運び、使用済みの薬剤を回収するという課題を10分間でこなす。病室の配置などは当日発表されるため、機体と課題に合わせてロボットを制御するプログラムを2時間で構築。ロボットは競技前に機体を解体して点検するため、プログラムと並行して再度組み立て直すという過酷な競技だ。

馬場君がプログラム、長野さんが組み立て・整備を担当する。2人は8月に愛媛県で行われた20歳以下の学生を対象にした「第16回若年者ものづくり競技大会」で優秀な成績を残したため、技能五輪への出場権を得た。大会に向けて、電算機部の仲間が考えた模擬課題で練習してきた。

目標は過去に出場した同校の選手の最高位「敢闘賞(4位相当)」。馬場君は「高校生活最後の大きな大会なので悔いが残らないよう頑張りたい」、長野さんは「技能五輪出場は高校入学時からの夢。自分たちの力を最大限発揮したい」と意気込んでいる。

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