安全安心な年の瀬に
まちづくり県民運動スタート
愛知県内で1日、「年末の安全なまちづくり県民運動」(〜20日)が始まった。運動初日のこの日、岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎では出発式が行われ、多数の警察車両が参加。日没後のまちを赤色灯で照らしながら防犯や交通安全意識の高揚を呼び掛けた。(犬誠)
出発式で後藤安彦署長は「管内(岡崎市、幸田町)の住民が犯罪に遭ったり、巻き込まれたりすることは絶対にあってはならない。善良な市民が安全安心に暮らすことができるような年の瀬を築いてください」と訓示した。
その後、県警本部のパトカーや第2交通機動隊の白バイ、覆面パトカーなど33台がパトロールに出発。赤色灯をつけながら国道248号や国道1号などの管内の主要幹線道路や住宅密集地域を巡回した。
同運動では、
- 特殊詐欺の被害防止
- 侵入盗の防止
- 自動車盗の防止
―を重点目標としている。同署管内では10月末時点で1423件(前年同期比73件減)の刑法犯を認知。最近は警察官を名乗る人物が「050」から始まる電話番号に誘導する手口の特殊詐欺が増えているといい、同課は「一般の電話と間違えやすく、引っかかりやすい。不審な電話などがあれば岡崎署に相談を」と呼び掛けている。
期間中に同署が行う主な行事は次の通り。
- 3日=防犯ワークショップ(幸田町豊坂小学校)
- 7日=子ども防犯教室(めぐみ幼稚園) 不審者対応防犯訓練(幸田町北部中学校) 金融機関防犯訓練(JAあいち三河深溝支店)
- 10日=広報啓発活動(幸田憩の農園) 不審者対応訓練(岡崎市岡崎小学校)
- 12日=青パト出発式(幸田町役場)
- 14日=研修会(岡崎市役所分館)
- 15日=特殊詐欺被害防止キャンペーン(管内金融機関)
- 18日=防犯広報(幸田町民会館さくらホール)