自転車競技に熱中
岡崎城西高校1、2年生 4人が来春の全国大会へ
岡崎市中園町の岡崎城西高校1、2年生5人が自転車競技に熱中して取り組んでいる。部活動ではないが、それぞれがトレーニングに励んでおり、4人が愛知県予選を通過し、来年3月に大分県で開かれる全国高校選抜自転車競技大会出場を決めた。(竹内雅紀)
自転車競技に取り組むのは2年の加藤剛士君(16)、藪本樹君(16)、水野航君(16)、伊藤旭君(16)、1年の井上拓海君(15)の5人。加藤君と井上君は小学校からロードレースを経験しているが、ほか3人は高校入学後に始めたという。部活動ではないため、5人とも普段は別の部活に所属しながら、平日は各個人、週末は大人に交じって練習をしている。
種目はトラックレースとロードレースに大別される。トラックは競輪場が会場になるため、練習は豊橋競輪場(豊橋市)まで足を運ぶ。5人を指導するのは同校OGで競輪選手の杉浦菜留さん(21)の父・輝基さん(52)。「環境が恵まれている。学校の理解をはじめ周囲のサポートが充実。(豊橋での)競輪選手のコーチングは身になる」と分析する。
5人は11月に豊橋、田原両市で行われた愛知県予選に出場。11人が出場できる全国大会の切符を4人がつかんだ。加藤君と井上君はトラックとロードの両種目、藪本君と水野君はトラック種目に出場する。それぞれが「ベスト更新」や「上位入賞」などを目標に掲げる。大会までは基礎体力のトレーニングを中心に行う。
リーダー役の加藤君は「部活ではないけれど、大会には同じユニホームを着て出場する。仲間がいることは心強いし、他校へのプレッシャーにもなる」と同志を見ながら語る。