“第2の古里”を紹介
愛教大附属岡崎中1年の鈴木さん 英語弁論全国大会に出場
愛知教育大学附属岡崎中学校1年の鈴木夢彩さんが、11月25、26日に東京都内で審査が行われる「高円宮杯第73回全日本中学生英語弁論大会」に愛知県代表として初出場する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予選・決勝共にビデオ審査に。既に撮り終えて大会本部に送っており、「どうなるか分からないけれど、楽しみ」と結果発表を待っている。(横田沙貴)
中学生向けの英語弁論大会では国内最高峰とされる同大会。各都道府県で行われる予選大会で上位入賞(愛知県は2位以内)した生徒が出場できる。コロナ禍で出場者数を57人に限定し、ビデオ審査に変更した。25日の予選を通過した27人が、26日の決勝に進出する。
論題は自由で、5分以内で英語のスピーチ。スピーチの内容や表現、英語力を複数の審査員が審査する。
鈴木さんは収録済みのビデオで中国について話している。家族の仕事の都合で生まれてから4歳半まで中国・北京で生活し、現地のインターナショナルスクールで英語を学んだ。日本に帰国後も語学の勉強を続け、今では日本語、英語、中国語の3カ国語を扱うことができる(トリリンガル)。最近のニュースや友人の反応などから、中国に良いイメージが持たれていないと感じ、“第2の古里”の良いところを知ってもらおうと論題に選んだ。
「結果が出ても出なくても私にとって良い経験になる。将来は語学力を生かして日本と中国の架け橋になりたい」と意気込む。