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東海愛知新聞

消毒液などにもご用心

きょうから秋の火災予防運動

「秋の火災予防運動」がきょう9日から15日までの7日間、全国で一斉に行われる。「おうち時間 家族で点検 火の始末」を防火標語に掲げ、

  1. 住宅防火対策の推進
  2. 乾燥時や強風時の火災発生防止の推進
  3. 放火火災防止対策の推進
  4. 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底
  5. 製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進

―の5つの重点目標を中心に火災予防思想の普及を図る。()

岡崎市消防本部では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各消防署での看板や市政だより、市ホームページ、名鉄バスのデジタル広告といった広報媒体を使った注意喚起を中心に展開。期間中は午後9時から15秒間、サイレンを鳴らす。

また、全国的な重点事項に加え、「住宅用火災警報器の点検」「モバイルバッテリーの扱い」「消毒用アルコールの扱い」についても市民に啓発する。

住宅用火災警報器は2006(平成18)年から設置が義務化された。「いざというときに機能するように」と、定期的な点検をはじめ電池は5〜10年、本体は10年を目安とした交換を推奨している。

スマートフォンの充電などに用いられているモバイルバッテリーは、使い方によっては発熱や発火、爆発の危険性がある。メーカー推奨品の使用、過充電(充電が終了しても充電を続けている状態)や高熱になる場所・環境を避ける、衝撃を与えないといった対策が必要という。

新型コロナ対策のため、各所で利用されている消毒用アルコールについても「引火の危険性がある」と警鐘を鳴らす。火の気がある場所に行ったり、火を扱ったりするときには、付着した消毒液が乾燥するまで待ってから行動する。手指消毒時は「液状、ジェル状問わず乾くまで指にすり込んで」と力を込めている。

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