専用道具で脱穀
山中小 米作り通じ神事学ぶ
岡崎市山中小学校の5年生51人が26日、自分たちで育てたもち米の脱穀作業を行った。児童は稲穂からコメの入ったもみを取り外す「脱穀機」や、風の力でもみ殻やごみを取り除く「唐箕」を使って、軽トラック2台分に上る稲穂の脱穀に取り組んだ。
同校では5年生が山中八幡宮(同市舞木町)で毎年1月3日に行われる神事「デンデンガッサリ」の練習に取り組んでおり、8年ほど前からデンデンガッサリの意味を深く知るためにもち米の栽培に挑戦。今年は5月下旬に学区内の水田に田植えし、10月7日に収穫した。
児童は「道具の扱いは難しいが楽しい」「小さな苗から稲がここまで育って感動した」「早く食べたい」と高揚した様子で、唐箕で分別したもみをのぞき込んでいた。