レッサーくん
岡崎市消防本部 消火栓蓋を20年ぶりに刷新
岡崎市消防本部はこのほど、昨年誕生したマスコットキャラクター「レッサーくん」をあしらった消火栓の蓋を新たに作成した。市内の消火栓の蓋がリニューアルするのは約20年ぶり。(横田沙貴)
レッサーくんの消火蓋は鉄製で直径60センチ。敬礼をするレッサーくんと消防車のほか、岡崎を象徴する岡崎城と桜、打ち上げ花火を盛り込んだカラフルなデザインに仕上がっている。
同本部によると、設置する自治体の特色を盛り込んだ“ご当地消火栓蓋”は、愛知県内では例が少ない。今後は市内にある消火栓約4000基のうち、蓋が丸形の約1600基について、老朽化した蓋や修繕が必要な蓋から年50枚程度を目標に順次交換するとしている。
今年度は先行して、
- 市役所東庁舎西側通路(朝日町)
- 図書館交流プラザ(りぶら)東側道路(康生通西3)
- JR岡崎駅東側ロータリー(羽根町)
- 東公園(欠町)
- 道の駅「藤川宿」南側道路(藤川町)
―の市内5カ所の消火栓蓋を交換。
同本部は新しい蓋が設置されたことを記念して、11月1日から来年3月31日まで、記念イベントを行う。5カ所に設置された新しい消火栓蓋の写真を撮影(スマートフォンも可)し、市内に10カ所ある消防署のうちいずれかの署で写真を見せると、消火栓蓋のデザインの缶バッジをプレゼントする。なくなり次第終了。誰でも参加できるが参加は1人1回まで。
同本部担当者は「消火栓は消火活動で必要な施設。レッサーくんの消火栓蓋をきっかけに、より多くの人に消火栓を知ってほしい」と呼び掛けている。
レッサーくんは昨年、市内の小学5、6年生と中学生から公募したキャラクターの中から決定。全国で同市にのみ配備されている消防車両「レッドサラマンダー(全地形対応車)」をモチーフにしている。