資料は電子データで
岡崎市議会 タブレット端末を導入
岡崎市議会は10月からタブレット端末を導入している。議会資料のペーパーレス化や効果的・効率的な議会運営に向けて活用する。12月定例会で試験的に、来年の3月定例会での本格的な利用を目指して準備を進める。(横田沙貴)
米アップル社製の「iPad Pro」セルラーモデル(携帯電話と同じ通信網でインターネットの利用やメールの送信などができる機種)を各議員に1台ずつ配布している。同市議会事務局が作成した議会資料の電子データを閲覧でき、資料に直接書き込みもできる。
同事務局によると、市議はこれまで会議のたびに大量の資料を持ち運んでいたが、今後タブレット1台で済むため負担軽減につながる。過去の議会資料も順次閲覧できるようにしていく予定で、検索機能を使って必要なデータをすぐに探すこともできるようになるという。セルラーモデルのため、場所を問わずに議会資料を確認できる。また、事務局側も資料の追加や修正、差し替えなどが容易になるという利点もあるという。
事務局用の8台を含め計45台をリース。利用料は今年10月から2025年3月までの4年間で約980万円。議員は1人当たり月額1500円を自己負担する。
なお、豊田、西尾の両市議会では既にタブレット端末が導入されている。