空き家で地域貢献
岡崎市 県内初のマッチング事業
岡崎市は来年4月から「地域貢献型空き家利活用マッチング事業」を実施する。日常的に管理できないが手放したくないといった空き家の所有者と、子ども食堂やコミュニティカフェなどといった地域貢献のための活動拠点を探す地域貢献団体を市が結び、空き家の利活用を進める。
市内にある空き家の所有者と地域貢献団体の双方が事前に市へ登録。登録情報を元に、市が双方の条件に合う所有者と団体を紹介(マッチング)する。両者の顔合わせや物件の内覧などでは市も立ち会う。
日常的な空き家の管理(除草や清掃、軽微な修繕など)は空き家を借りる団体が行う。団体側は拠点探しの負担が減るというメリットがある。家賃は両者の協議で決まる。
同様の取り組みは東京都大田区や豊島区、横浜市などで例があるが愛知県内では初。
現在、空き家所有者、地域貢献団体共に事前登録(無料)を受け付けている。空き家所有者は、登記名義または固定資産税納税義務者が現在の所有者になっていること、地域貢献団体は地域活性化に資する活動に利用すること(ただし居住目的は不可)などが条件。問い合わせは、岡崎市住環境整備課(23―6024)へ。(横田沙貴)