20年弱の歴史に幕
三河から百貨店が消滅
豊田市西町の松坂屋豊田店が9月30日の営業をもって閉店した。
営業終了後には店舗前で渡辺智邦店長が「この素晴らしい豊田市で商売させていただけたことは何よりの宝。本当に感謝しています。ありがとうございました」と述べ、深々と頭を下げると、集まった大勢の客から大きな拍手が送られ、静かにシャッターが下ろされた。
同店は、「豊田そごう」撤退後の2001(平成13)年10月25日に開店。ピーク時の売上高は101億円を記録したが、近年は減収が続き、競合激化や今後の成長見通しが困難なことから閉店となった。
今回の松坂屋豊田店の閉店で三河地方から百貨店が消滅した。