やわらか しっとり
岡崎のサンクレール 台湾カステラ専門店
岡崎市内でパンを製造・販売する「サンクレール」(下村泰広社長)がこのほど、台湾発祥の焼き菓子「台湾カステラ」の専門店「つきとうさぎ」を市内3カ所にオープンさせた。こだわりの製法と材料で作られた商品は老若男女を問わず注目されている。(横田沙貴)
台湾カステラは、一般的なカステラよりやわらかい食感が特徴で、日本や韓国などでブームになっている。同店のカステラは岡崎産の卵をたっぷり使用。卵の味を生かすことにこだわって作られており、やわらかく、しっとりとした食感を実現させた。
店舗は、グランクレール六ツ美店に隣接する「六ツ美店」(赤渋町、午前10時〜午後5時)と市役所前にある「幸せマルシェTable」内の「岡崎市役所前店」(伝馬通5、午前11時〜午後2時)、籠田公園に9月末まで限定出店する「籠田公園店」(籠田町、午前11時〜午後3時)の3カ所。
基本の味となる「白うさぎ」(680円)とチョコレート味の「黒うさぎ」(730円)、丸く切ったカステラ生地にバニラアイスを挟んだ「つきうさんど」(480円)を全店で販売。贈答用としても好評で、平日で180個ほど製造しているという。
ホイップクリームやカスタードクリームを挟んだ「白うさぎ」と「黒うさぎ」(各100円増、六ツ美店のみ)、フルーツ入り炭酸ドリンクとカステラがセットになった「恋するピンクソーダ」(1000円、六ツ美店、籠田公園店のみ)、杏仁豆腐やバニラアイスなどを盛り付けたかき氷「ゆきうさぎ」(1200円、籠田公園店のみ)などもある。
同社は2年ほど前に「冷凍で長期保存可能」の台湾カステラの開発を始め、約1年かけて商品化。インターネット通販や店頭販売を行ってきたが、「焼きたてを食べたい」という要望を受け、専門店を立ち上げた。店頭では、焼き上がりの時間(六ツ美店以外は焼きたて到着時間)が案内されている。