輝く姿を世界に
岡崎の山本さん ミセスジャパン愛知大会ファイナリストに
岡崎市在住の山本千晴さん(50)が、ミセスコンテスト「ミセスジャパン2021」の愛知大会予選で「日本大会」(11月予定)出場の切符を懸けたファイナリストに残り、愛知大会決勝に向けて研さんを積んでいる。山本さんは「日本大会でグランプリになると出場できる世界大会が目標」と意気込みを語っている。(髙木駿太郎)
名古屋市出身の山本さんは、結婚を機に岡崎市に移住。2人の息子を育てた母親でミセスコンテストのエントリーは初めて。知人から紹介され、ミセスジャパンの「全ての女性に輝ける舞台と称賛を」という理念を「素晴らしい」と感じ、参加を決めた。
同コンテストの出場資格は「既婚歴がある」または「シングルマザー(結婚歴は問わない)」、日本大会時点で25歳以上、日本国籍(海外籍は地方大会のみ参加可)の女性。部門はヤングミセス(25〜45歳)と山本さんがエントリーしているクラシックミセス(46歳以上)の2つがある。
愛知大会には、30人がエントリー。そのうち両部門10人ずつがファイナリストに選ばれている。8月22日に名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開かれる決勝で入賞(各部門2人)を果たすと日本大会に出場できる。
決勝では、第1、2セッションがある。第1では、黒のワンピースを着て、自己紹介とウオーキング、ポージングを披露。第2はロングドレスとミセスジャパン公式シューズの高さ14センチのヒールを着用し、30秒間ウオーキングし、自身の考え・気持ちなどをスピーチする。そのため、日本大会出場経験者からのレッスンに加え、夕飯を作るときにヒールを履いたり、ジムに通ったりして自分磨きに精を出している。
現在は、背筋を伸ばして堂々とした振る舞いを見せる山本さんだが、かつては166.7センチの身長にコンプレックスがあり、身長を低く見せるために猫背で、ヒールを履いたことはなかったという。出場を家族に告げると最初は「頑張ってね」と軽い様子だったというが、ファイナルに残ることが決まると「驚いた様子だった」と振り返る。
同コンテストに出場することで「コンプレックスだった身長が逆に輝き出した。世界が変わって見えるようになった」と笑顔を見せる山本さん。「愛知大会のコンセプトは『愛知から世界へ! あなたの輝きが世界の幸せを紡ぐ』。1人のミセスが輝くことで地域が活性化し、新しいコミュニティーづくりなど社会貢献につながると考えている。一歩踏み出すことで活躍できる場があることを知ってほしい」