愛知県を含む8県がきょう8日から、新型コロナウイルス感染拡大防止のための「まん延防止等重点措置」適用地域に追加される。ただし、岡崎市などは重点措置区域外となる。（横田沙貴)

愛知県が、県内全域を対象に7月12日から8月11日までを期限に実施していた県独自の厳重警戒措置から、政府が都道府県単位で適用を判断するまん延防止等重点措置に切り替わる。対象は県内全域だが、県は重点措置区域（7月29日〜8月4日の人口10万人当たりの新規感染者数が「25人以上」の名古屋市などの12市町）は午後8時以降、同区域外の市町村は午後9時以降の不要不急の外出自粛や、飲食店などの時短要請、県をまたぐ移動自粛などを呼び掛ける。飲食店での酒類提供は重点区域内は禁止、区域外は条件つきで可。区域外の岡崎、豊田、西尾、幸田の3市1町は原則県の方針に沿って施設利用の対応を決めた。

岡崎市は公共施設の利用時間を「原則午後9時まで」を継続する。豊田市は、コンサートホールや能楽堂、産業文化センターなど16施設の営業時間を午後9時までに短縮。利用者数は最大5000人に制限。図書館、運動施設、集会所は利用者を市内在住・在勤・在学者のみに限定する。

西尾市は、幡豆いきいきセンター、歴史公園、文化会館、西尾公園総合グラウンド、テニスコート、学校開放事業を行う学校の体育施設の利用時間を午後9時まで、道の駅「にしお岡ノ山」の営業時間を午後6時までに短縮。平原キャンプ場、岡ノ山遊ぼっ茶広場バーベキュー場は引き続き利用できない。

幸田町も公共施設利用を午後9時までに制限。地区公民館や老人憩の家などの施設利用は継続する。ただし、カラオケ設備の利用は自粛を呼び掛ける。