大規模な改修工事
甲山会館 来年9月から半年間休館
岡崎市民会館に隣接する甲山会館が来年9月から2023年3月までの半年間休館する。屋根や外壁の修繕、舞台設備の更新など、大規模な改修工事を行うためで、これに伴い、工事期間中の利用予約の受け付け(今年9月〜)を中止する。また、隣接する市民会館の大会議室と中会議室Aも、工事中の振動や騒音に考慮して来年9月から10月までの1カ月間、貸し出しを中止する。(横田沙貴)
今回の改修工事では、舞台床の研磨、照明器具のLED化、音響設備の交換、トイレの様式化などの設備更新や、屋根の防水、外壁タイル、屋外側溝の更新・改修といった老朽化対策などを進める。
合わせてホールのつり天井の安全対策工事も実施。甲山会館のつり天井は建築基準法で天井の脱落対策が義務化される基準の面積に達していないというが、利用者の安全を考慮して対策に当たる。
甲山会館は1987(昭和62)年10月に完成。延べ床面積は1391平方メートル。最大収容人数は300人。床に固定された座席はないため、机付きの座席を準備できるほか、ヨガや体操などの催しも可能となっている。
市文化振興課によると、2013(平成25)年に約半年休館して舞台機構の修繕を行ったが、外壁や舞台装置などの複数個所にわたる大規模な改修は初めてという。