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東海愛知新聞

特撮の世界を堪能

子美博でウルトラマン企画展

おかざき世界子ども美術博物館で、今年で誕生から55周年を迎える特撮作品「ウルトラマン」の世界観を楽しめる企画展「ウルトラとくさつワールド 空想特撮大作戦―ウルトラマンと夢見る未来」が開かれている。ウルトラヒーローの歴史やデザイン、大型ジオラマなどを1度に堪能できるとあって、多くの親子連れでにぎわっている。9月5日まで。(犬塚誠)

会場には、ウルトラマンやバルタン星人などの等身大の人形15体を配置した大型ジオラマをはじめ、歴代ウルトラヒーロー49人を説明するタペストリー、実際の撮影で使用された衣装や台本など209点を展示。親子それぞれの世代が楽しめる内容となっている。

また、特撮の制作方法を体験できる3コーナーも開設。中には流れる雲が映し出されたスクリーンの前に吊り下げられたウルトラマンの人形をボタンで操作すると、人形が動き、別モニターで空を飛んでいるシーンの撮影方法を知ることができるものもある。

さらに、三河地方の伝統工芸と同作とのコラボ作品が並ぶコーナーでは、三河仏壇の職人による怪獣「ナース」の木彫りや石職人が御影石で制作した「チブル星人」の石像などを紹介している。意外な組み合わせに思わず足を止める来場者の姿も見られた。

同館の稲垣満春副館長(59)は「原作者の円谷(英二)さんが空想から『想像』し、さらに形あるものへと『創造』したのがウルトラマン。子どもたちには空想を膨らまし、物事を生み出す力を養ってほしい」と来場を呼び掛けている。

午前9時〜午後5時(最終入場は4時30分まで)。高校生以上600円、小中学生100円(市内の在学・在住の小中学生はわくわくカードまたは生徒手帳提示で無料)。各種障害者手帳(要提示)所持者とその介助者1人は無料。月曜休館(8月9日は開館)。

問い合わせは、同館(53―3511)へ。

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