5歳刻みで段階的に発送
岡崎市 64歳以下のワクチン接種券
岡崎市は16日、64歳以下の市民を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種について、年齢に応じて段階的に接種券を送付すると発表した。7月1日までに“第1弾”に当たる60〜64歳(来年3月末時点)の約2万1000人に送付。59歳以下は接種予約数などを考慮しながら、「10月末ごろまでに一通り接種を終えたい。そのために遅くても9月上旬をめどに、接種券を送り終えたい」としている。(横田沙貴)
接種券は送付対象者をおおむね5歳刻みに分けて順次送付。送付方法に関しては
- 65歳以上の時に発送時期が集中したことで予約の受け付けが集中した。
- 5歳刻みにするとどの年代も約2万人で、ある程度均一。
- 年齢が高くなるほど重症化率が高いとされる。
- 市が独自に設けた専門家会議が「特に接種を優先すべき年代はない」と助言。
―といった点を考慮した。予約方法は専用ウェブサイトと市の専用コールセンター(電話)の2通りを想定している。
基礎疾患がある市民に対し、優先的に接種券が送られるようにする事前申請をきょう17日から8月16日まで受け付ける。対象は満16〜59歳で、国で定められている基礎疾患で通院・入院している、あるいはBMI(身長と体重から算出する肥満度指数)が30を超える市民。
かかりつけ医での個別接種も可能だが、「基礎疾患があると接種後何らかの副反応が出やすいとされる。救急医療体制が整った医療機関での接種を推奨している」として、県が運営する大規模接種会場の愛知医科大学メディカルセンター(仁木町)と藤田医科大学岡崎医療センター(針崎町)を案内している。
申請は保健所や市政情報コーナーにある申込書を、保健部新型コロナウイルスワクチン接種推進室へ郵送(〒444―8545、岡崎市若宮町2-1-1)かファクス(050―3512―4223)するか、あいち電子申請・届出システムで申し込む。
問い合わせは、市の専用コールセンター(0570―049―900)へ。
同市はワクチン接種業務の事務能力強化のため、16日付で保健部新型コロナウイルスワクチン接種推進室に職員10人(兼務)を増やす人事異動を行った。