自らの命守るために
岡崎市役所で耐震シェルターなど展示
岡崎市役所東庁舎1階防災展示コーナーで、地震で家屋が倒壊した際に、がれきから住人の身を守る「耐震シェルター」と「防災ベッド」が展示されている。市で設置を補助している防災用品として紹介している。28日まで。(横田沙貴)
展示されている耐震シェルターは、鉄骨などで小さな部屋のように造られ、6畳分の広さがある。家の中に設置して使う。防災ベッドは、布が張られた半円状の鉄製のフレームが付いたベッド。フレームだけでも利用できるという。
市は2014(平成26)年度から耐震シェルターの購入・設置費を補助しており、今年度から防災ベッドも対象に加えた。耐震シェルターで30万円、防災ベッドで20万円を上限に交付する。対象は、1981(昭和56)年5月31日以前に建設され
- 市か愛知県建築住宅センターが行う無料耐震診断で判定値が「0.4」以下と診断
- 高齢者(満65歳以上)または障害者が暮らす
―の両方の条件を満たす木造住宅。
市住環境整備課は「展示を通じて耐震シェルターや防災ベッドとその購入や設置の補助を知ってもらいたい。市民が自分の命を自分で守るために役立ててほしい」と話している。
午前9時〜午後5時。