「岡崎アスリート」
きょうから申請 市を挙げて応援
岡崎市は、市にゆかりがあり、世界・全国レベルの大会や競技会で活躍するスポーツ選手やチームを「岡崎アスリート」として、市を挙げて応援する支援事業を始める。「岡崎アスリート」としての支援を希望する選手やチームの申請をきょう18日から受け付ける。
同市出身の選手やチームを発掘し、地域ぐるみで支え、応援する仕組みを整えることで、市民の連帯感やスポーツ機運の醸成を図ることが目的。申請後、審査を受けて「岡崎アスリート」に認められた全員に対し、支援金の交付や選手ごとの成績などをまとめた「カルテ」作成、市ホームページでのアスリート紹介を行う。同支援金は、これまで市が大規模な大会出場前に選手らに支援金を贈っていた「はなむけ制度」を拡充。申請は大会前のみ受け付けていたが、大会終了後も申請可能になった。1人当たりの支援額は、五輪やサッカー、ラグビーのワールドカップ、パラリンピック出場で5万円。アジア競技大会やパラ競技大会、各競技別世界選手権などで3万円。そのほかの国際大会で1万円。全国大会で5000円となっている。
また、五輪やアジア選手権、ワールドカップなどで顕著な成績を残した選手のうち市の選定委員会で選ばれたゆかりの選手らには、
- 練習会場として市の施設を確保
- 施設愛称命名権の付与
- パブリックビューイングでの応援
- 等身大パネルの作成
- 激励会・凱旋セレモニーの実施
―といった8つの「重点支援」を行う。一方で、重点支援を受ける選手らは市民へのスポーツ振興事業に協力する。
施設愛称命名権は、市内に立地する企業に属するスポーツチームに限った内容で、施設の正式名称は変えずにチームに関連した愛称に変えることができる。通常のネーミングライツ(命名権)より金額は安価だが有償。
申請はスポーツ振興課の窓口や市ホームページで配布する申請用紙で申し込む。問い合わせは、同課(23―6363)へ。