教育・研究などの拠点に
岡崎女子大学・短期大学構内 子ども好適空間オープン
岡崎市中町の岡崎女子大学・短期大学の構内に8日、幼児教育とその研究、教育者の育成などの拠点となる施設「子ども好適空間(hygge(ヒュゲ)エリア)」がオープンした。この日は同所で関係者が参加したオープニングセレモニーが行われた後、同短大付属第1早蕨幼稚園児と保護者らが施設内の遊具で遊びを体験した。(横田沙貴)
同所は
- ①資料などが並ぶ研究拠点「子ども好適空間研究所(hyggeラボ)」
- ②学生の模擬保育などができる「hyggeあそびの箱」
- ③同市こども発達センターと連携して障害児ら支援が必要な親子が利用できる「hyggeともそだち広場」
- ④大小さまざまな絵本や紙芝居などが蔵書されている子ども向け図書室「hyggeおはなしの森」
―で構成。屋内外にわたって設置されている②の大型遊具、④にある高さ3メートル、直径1.5メートルの大木型オブジェなどは、額田産を含む愛知県内産の木材で造られている。
同大では2017(平成29)年から子どもにとって居心地の良い空間(子ども好適空間)となる拠点の整備に関する研究を行っている。その研究成果として「『子どもたちが安全で、居心地よく夢中になれる空間』の具現化」を目指して、同施設を整備した。地域に向けて開放されていた「親と子どもの発達センター」があった場所を改修した。
6月からは同短大の付属幼稚園児や子ども発達支援センターから紹介された地域の未就園児らを受け入れる予定という。