災害ごみ処理に尽力
岡崎市 環境省から表彰
岡崎市はこのほど、環境省の「大規模自然災害等の被災地支援活動に対する災害対応支援環境大臣表彰」を受賞した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため表彰式は中止になった。担当職員らは27日、中根康浩市長に受賞を報告した。(横田沙貴)
同市は2019年の「令和元年東日本台風」で千曲川決壊などの水害に見舞われた長野市に環境部の職員6人と車両1台を派遣。発災後間もない10月21〜24日には、職員2人が長野市南部に開設された災害廃棄物(災害ごみ)仮置き場で、次々と運び込まれる災害ごみの配置場所の指示などを行った。11月5〜17日には計4人の職員と車両1台で市中に出されている災害ごみを集め、クリーンセンター(ごみ処理施設)や仮置き場に運んだ。
同表彰は、大規模自然災害の被災地での災害ごみの処理や環境保全対策などに協力した自治体や企業、団体などを表彰する制度。今回は18〜20年度中に発生した自然災害の被災地に協力した、岡崎市を含む194自治体などが対象になった。
中根市長は現地へ派遣された環境政策課(当時は廃棄物対策課)の菅沼憲正さん、ごみ対策課の藤田武士さんらの説明を受けた後「本来なら職員1人1人に(表彰して)ほしい」としながらも「職員の皆さんには岡崎市の名声を高めていただき、ありがたい」とねぎらった。