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東海愛知新聞

栄養素を1度に

岡崎のナンブ プロテイン開発中

医療や介護、福祉事業の「ナンブ」(岡崎市戸崎町)が、健康状態と要介護状態の中間に当たる虚弱状態(フレイル)の予防を目的とした粉末状のプロテイン「オールインプロテイン」を開発している。クラウドファンディング(インターネットを使った資金調達)で5月13日まで開発資金を募っており、6月中の商品化を目指している。()

同社はこのプロテインを「総合栄養食」と題し、タンパク質をはじめ、食物繊維やカルシウム、粉末状にした玄米・野菜、乳酸菌、ビタミン類といったさまざまな栄養素を配合した「カフェモカ」味にする。筋肉増加・維持を目的とした一般的な運動向けのプロテインとは異なり、年齢層を問わず生活に必要な筋肉維持などの健康に必要な栄養素を1度に補える。2年間保存できることから、自然災害時の非常食にも応用できるという。

1袋600グラム入り(摂取1回20グラム換算で30食分)で、価格は5400円。同社が楽天やアマゾンで展開するインターネット通販サイト、調剤薬局で販売する予定。

クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」では、2000円〜9万9000円の資金援助を受け付けている。出資者に対する「リターン」のメニューは、商品化されたオールインプロテインの割引券や、計量スプーン付きのオールインプロテインと水などと溶く専用シェーカーのセットなど8コースを用意。「3万円」の資金援助では同社の管理薬剤師によるオンラインサロンの参加権がある。

同社は「これまでになかったプロテインを目指す」と意気込んでいる。問い合わせは、同社(0120―702266)へ。

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