岡崎市は、アウトレットモールの出店予定地に隣接する「本宿駅西地区」の土地区画整理事業の事業化検討に協力する民間事業者を募集する。9日まで市街地整備課(市役所西庁舎4階)や市ホームページで募集要項を公開している。(横田沙貴)

2018(平成30)年に結成した「(仮称)本宿駅西土地区画整理組合発起人会」と市で、同地区のまちづくりが考えられており、将来的には同発起人会が土地区画整理組合を設立し、検討された計画をもとに土地区画整理事業が実施されるという。21年度中に対象地域の市街化区域編入と土地区画整理区域決定の都市計画手続き、22年度中に組合の認可を目指している。

今回は

• 土地利用計画や保留地設定、土地活用、企業誘致にかかる市場調査や調査結果の情報提供
• 街区、画地の規模や形状の検討に関する支援
• 地権者の合意形成に関する支援

―などを行う企業や共同企業体を募る。検討段階から知見やノウハウを持つ民間事業者の協力を得ることで実現性の高い事業計画を作成する。

なお、実際の業務を代行する事業者は別途募集する。

規模や所在地、経験の有無などの応募条件は設けていない。また、複数の応募があった場合は最大で5者まで選定する。

12日まで事業者からの質問書の提出をメール(sigaichiseibi@city.okazaki.lg.jp)で受け付ける。参加希望者は30日までに参加意向書を同課へ郵送(〒444―8601、岡崎市十王町2ノ9、岡崎市役所西庁舎4階)か持参する。事業者は5月21日に決定される予定で応募者全員に通知される。

問い合わせは、同課組合支援係(23―6166)へ。

同地区は国道1号、同473号に接し、本宿町と舞木町の一部地域が含まれる。面積は約17.1ヘクタール、地権者数は129人(1月1日現在)。