時期変更と感染対策
豊田おいでんまつり 9月開催へ
豊田市や市議会、豊田商工会議所、6商工会(藤岡、小原、足助、下山、旭、稲武)、市区長会、トヨタ自動車などで構成する「豊田おいでんまつり実行委員会」は、今年の「第53回豊田おいでんまつり」を、東京五輪・パラリンピックを考慮して例年の7月から9月に時期を変更し、新型コロナウイルス感染対策を講じた上での開催を決めた。基本的な方針をこのほど、公表した。(今井亮)
開催時期は、名鉄豊田市駅前一帯の道路を“舞台”に踊り連が踊る「おいでん総踊り」を9月25日午後3時30分〜7時30分、白浜公園一帯での花火大会を翌26日午後6時40分〜8時30分(予定)に設定。例年は7月の最終土、日曜。
総踊りの感染対策は、交通規制する道路の範囲を縮小。踊り連は1人1人が前後左右に1.6メートルの間隔を取る。参加人数によっては1度に踊れる人数が限られるため、開催時間を延長する。実行委は現時点で観覧者は制限せずに、看板やアナウンスによるソーシャルディスタンスの呼び掛けをはじめ、消毒液や検温器の設置を視野に入れる。
総踊りは2018年と翌19年に台風の影響で、昨年は新型コロナの感染拡大防止で中止。今年実現すれば4年ぶりの開催となる。実行委は天候対応として、中止の際に協賛金の返金などで協賛者に配慮する「興行中止保険」への加入も検討。5月28日にまつりの全容を固めた実施計画を策定する