正々堂々と戦う
梅園ジュニアクラブが全日本ソフト大会出場
岡崎市梅園学区を拠点にする小学生ソフトボールクラブチーム「梅園ジュニアクラブ」が、27〜29日に山口市で開かれる春の全国大会「第14回春季全日本小学生男子ソフトボール大会」に出場する。同大会には新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になった前回(第13回)を除き、初回から参加しているものの、全国行きを決めたのはベスト16入りした第1回以来で、13大会ぶり2回目。(横田沙貴)
同大会は各都道府県予選を勝ち抜いた代表各1チーム(開催都道府県のみ2チーム)の計48チームが優勝を争う。「小学生男子」と銘打っているが、女子選手の出場も認められている。
梅園ジュニアクラブは学区在住を中心に小学2〜5年生18人が所属。三浦雅康監督によると「チームワークと、走攻守のバランスが良い。流れに乗ると強いチーム」。6年生が引退し、チームの主力が5年生になってからの試合は「負けなし」という。
同チームは地区予選に当たる第28回愛知県小学生男子新人大会で、強豪ぞろいの西三河予選と本大会をそれぞれ優勝。全国出場を懸けた県大会決勝では、西尾市の花ノ木スポーツ少年団と対戦。5回まで両チームとも無得点の状態が続いたが、最終回の6回表に梅園の遊撃手・三浦蒼大選手=梅園小5年=が適時打を放ち1点を先制。6回裏はチーム唯一の女子選手で、時速80キロ弱の速球を投げることができるエースの伊藤綸華投手=同=が相手打者3人を抑え、無失点で接戦を制した。
二塁手で主将の植田勘太郎選手=同=は「チームワークを生かして、チーム一丸となって一戦一勝に臨み、優勝したい」と意気込んでいる。
植田、伊藤、三浦の3選手とチーム関係者は16日に市役所を訪ね、中根康浩市長に全国出場を報告。中根市長は「チームワークが良ければ勝てる。自信を持って、正々堂々と戦ってきてほしい」とエールを送った。