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東海愛知新聞

若者向け小説に城登場

岡崎市 小学館などと相互プロモ提携

岡崎市は15日、ガガガ文庫から18日に発売されるライトノベル(若者を主な読者層に想定した小説の総称)『鋼鉄城アイアン・キャッスル』との相互プロモーションを提携した。今後は同市と同作の双方のPRにつながるよう、自治体と出版社などが連携した取り組みを推し進める。()

今回の提携は、市と出版元の小学館(東京都千代田区、相賀昌宏社長)、原作を考案した3DCG制作会社「アニマ」(東京都新宿区、笹原晋也代表取締役)の3者が協議し、市と同作の双方のプロモーションにつながると認められた場合のみ、市が作品のロゴマークやキャラクター、デザインイラストなどを無償で使用できるという内容で合意した。発売前のライトノベル作品と自治体の提携は珍しく、小学館によると「初めて」という。提携期間は15日から2022年3月31日まで。

同作は、城郭が変形した巨大ロボットが活躍する架空の戦国時代を舞台とした作品。18日発売の第1巻は、三河地方で主人公「松平竹千代」(後の徳川家康)が、岡崎城が変形した「アイアン・オカザキ」に乗り込んで戦う。アニマがアニメ化を前提に原案を考えたオリジナル作で、小学館のライトノベル専門レーベルである同文庫と協力して書籍化する。執筆は手代木正太郎さん。文庫版424ページ。803円。全国の書店や電子書籍販売サイトなどで購入できる。

市観光推進課によると、同作第1巻発売を知った市が提携を提案したところ、小学館などが快諾した。同課は「作品と岡崎の知名度アップと共に若い世代への観光振興、定住促進にもつながれば」と期待を寄せている。

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