接種1カ月ずれ込み
岡崎市 新型コロナワクチン
岡崎市は4日、市民の新型コロナウイルスワクチン接種のスケジュールが1カ月程度後ろ倒しになる見通しになったと発表した。4月12日の週と4月26日の週の2回にわたって計390瓶のワクチンが到着することが分かったが、先行して予防接種を行う65歳以上(1月1日現在で9万1079人)向けに医療機関へ分配するのが難しいと判断した。
65歳以上が接種するワクチンを「6月末までに自治体への配布を完了」とした国の方針が2月に示されたことから、同市では6月末までに高齢者向けの接種を終える想定でスケジュールを変更。このため、接種券の送付予定は65歳以上が「4月中旬以降」、16歳〜64歳が「5月下旬まで」としている。
市企画課によると、今回到着するワクチンは1瓶当たり5回分、計1950回分。1人2回接種のため約1000人分の量となる。ワクチンを効率的に活用するためにも、人数が把握しやすく、感染リスクが高いとされる高齢者施設の入所者から接種を開始する予定という。(横田沙貴)