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東海愛知新聞

周囲の人の支え実感

岡崎市内の中学校で卒業式

岡崎市内の公立中学校20校で3日、卒業式が行われ、生徒3504人(男子1777人、女子1727人)が卒業した。今年は高校入試の日程の都合で例年より3〜5日ほど早い式だが、卒業生は在校生らに見送られて学びやを巣立った。()

南中学校では123人が卒業。式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続き規模を縮小。体育館には卒業生と保護者、来賓2人、2年生が入場し、1年生は各教室で“リモート出席”した。以前は校長から卒業証書を受け取る直前に卒業生の名前が呼ばれていたが、飛沫(ひまつ(感染防止のため座席から舞台に移動を始める時に名前が呼ばれ、生徒もマスクを着用したまま返事する形に変更。国歌と校歌は斉唱しなかった。

今年度は新型コロナの影響で4、5月が臨時休校となり、6月に再開。和田実校長は「6月に新しい生活様式による学校生活が始まり、九州の豪雨災害支援のための募金活動や修学旅行、ライブ配信された岡南祭など、卒業生はどの場面でも先頭に立ち、1人1人輝いていた。母校・南中学校を誇りに新しい1歩を踏み出してほしい」と式辞を述べた。

卒業生総代の岩永彩沙さんは「学校再開後、友達や先生方と話したいことがたくさんあったが、ソーシャルディスタンスを保つため思った通りに話せなかった」と振り返った。9月に延期された修学旅行については「台風が近づき、土砂降りの中だったが今では良い思い出。ホテルでの感染予防対策などを見て、周りの人に支えられながら、修学旅行が実施できたということを実感した」と述べ、家族や教員らに感謝を伝えた。

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