前回の悔しさバネに全国V
フットサル 岡崎・竜南中の2選手
フットサルチーム「ブリンカールFC」が、1月9〜11日に三重県伊勢市で行われた「JFA第26回全日本U―15フットサル選手権大会」で2年ぶり3回目の優勝を果たした。同チームに所属する岡崎市竜南中学校3年の太田智也君と松永彩吹君は「チームが優勝という1つの目標に向かって団結して努力することができた」と振り返った。(横田沙貴)
フットサルはサッカーの半分程度のピッチ(同大会では36メートル×18メートル)でゴールキーパーを含む5人が対戦。ゴールにボールが入ると得点などサッカーとの共通点が多い。前後半共に20分間の計40分間で合計得点数が多いチームが勝利となる。
大会には、県や地方での予選を勝ち抜いた全国のサッカーチームやフットサルのクラブチーム16チームが出場した。
ブリンカールFCは、安城市と刈谷市にあるサッカー教室の生徒からフットサル希望者を集めたチームで、攻撃を得意とする。同大会は2018(平成30)、19年に連覇したが20年は愛知県予選の準決勝で敗退。今回の出場選手は全員が前回の敗北を経験しており、この悔しさをばねに技術を磨いてきた。 決勝戦では東京都のフットサルチームと対戦。前半は2―1とリード。後半は対戦相手も攻勢に出て点の奪い合いとなったが、4―3で勝利した。
太田君は「中学1年の時から頑張ってきたという努力が報われてうれしい」、松永君は「全国優勝を達成した直後はあまり実感がなかったが、今はうれしい」と話している。