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東海愛知新聞

喉詰まらせた女性救う

岡崎市消防本部 カラオケ喫茶店主らに感謝状

岡崎市消防本部は3日、店内で倒れた女性に応急処置を施して救助活動に協力したとして、同市日名西町の「カラオケ喫茶小松」の店主丸山哲義さん(72)と従業員の横山公美子さん(52)に感謝状を贈呈した。

同本部によると、1月4日午後0時17分ごろ、来店した72歳の女性が、喉に餅を詰まらせた。最初は自分で取り出そうと試みたが、店内で倒れてしまった。丸山さんは掃除機の吸引力を活用しながら女性の口から餅を取り除き、救急車が到着するまで消防指令センターの指示に従って心臓マッサージを行った。横山さんは119番通報したり、消防指令センターの指示を丸山さんに伝えたりしていた。

この日は年明け最初の営業日で、店内で餅つきを行い、その餅を客に振る舞っていた。女性は意識がないまま病院に搬送されたが、一命を取り留めた。退院した翌日には同店を訪れ、無事な姿を2人に見せたという。

丸山さんは「お客様が倒れられて、反射的に体が動いた。餅を詰まらせた時の対処法や心臓マッサージの方法を知っていたので対応できた」、横山さんは「どうしていいか分からなかったが、お客様を助けたいという思いでいっぱいだった。助かって本当に良かった」と振り返った。

感謝状を渡した井藤謙三消防長は「2人の迅速な行動がなければ女性は亡くなっていた。素早い救命処置に感謝している」とたたえた。()

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