岡崎市内の12神社と36地蔵を巡る企画「おかまいり」が好評だ。観光誘客や地域内周遊を目的に11月にスタート。スタンプラリーの台紙の需要が1万部に迫る勢いで、企画した岡崎市観光協会担当者は「反応がいい。新型コロナウイルス感染拡大防止や寒さの影響もあって少し落ち着いたが、状況が好転すれば各所を巡り、お参りした上で岡崎の歴史や魅力を感じてほしい」と呼び掛けている。

12社は、江戸時代後期の記録に登場する岡崎城下全長約10キロの神社巡り。36地蔵は、江戸時代後期の記録に存在が確認されている岡崎城下全長約27キロの地蔵巡り。スタンプは、神社が紅白、地蔵は寺院の宗派で色分けされている(計8種=寺院にない地蔵は無宗派扱い)。

12月からは籠田観光案内所(康生通東2)で誘導型ナビゲーションアプリ「観光ナビ」(アイシン・エィ・ダブリュが開発)の実証実験として、同ナビ搭載のタブレット端末とスマートフォンを各3台ずつ貸し出している。車で巡る場合と徒歩で巡る場合、地域別など全10コースがあり、臨場感あふれる音声ガイドが道や駐車場、寺社、周辺の店舗などを案内する。ナビの利用は無料で、午前9時30分〜午後3時(返却は4時30分まで)。年末年始(12月29日〜1月3日)と水曜は観光案内所が休みのため利用できない。(竹内雅紀)