和、洋に意見が集中
トイレがテーマの市民広聴集会
岡崎市の中根康浩市長が市政運営について市民の意見を求める場として企画した市民広聴集会「まちづくりほっとミーティング」が12日、同市籠田公園で初めて開かれた。今回は、市長の公約にちなんだ「やろまい! トイレ革命」をテーマに、公募した10〜70代の市民13人と公共トイレに関して、意見交換した。(横田沙貴)
中根市長は冒頭に「住みよいまち、安全安心な岡崎づくりには日常生活に欠かせないトイレを抜きに考えられない」とテーマの趣旨を説明。13人はそれぞれ自己紹介とともに、「康生でまち歩きをしてもらうなら、途中でトイレが必要」「トイレの壁面に、子どもに絵を描いてもらうのはどうか」といった意見を提案した。また、身体障害者の女性は「鍵や水を流すボタンに手が届かない、使いにくい多目的トイレが多い。多目的トイレは多くの障害者の意見を聞いて整備してほしい」と述べた。
便器を和式にするか洋式にするかに意見が集中。洋式化を求める声が多かった一方で、「洋式トイレでも便器が老朽化していて使いたくない場所もある」「複数のトイレがあるなら、1つは和式でも良いのではないか」といった声も。「トイレが1つだけだったら」と問われると「1つだけなら多目的トイレを」「まずはトイレが1つだけという状況をなくした方がいい」とした意見も出た。
中根市長は「目からうろこの意見もあった。皆さんの意見を10分参考にし、反映させたい」と締めくくった。今回の意見は後日公表される予定。