モールとのすみ分け
イオンタウン岡崎美合 オープン
岡崎市美合町の日清紡美合事業所の跡地に27日、ショッピングセンター「イオンタウン岡崎美合」がグランドオープンした。岡崎初出店となるスーパー「マックスバリュ」を核店舗とした計26の専門店が並び、同市戸崎町のイオンモール岡崎とのすみ分けを図る。(竹内雅紀)
2014(平成26)年まで稼働していた日清紡美合事業所の跡地では「つむぎテラシア」という名称で住宅や商業施設などの複合開発が進んでいる。イオンタウン岡崎美合は、その中の商業ゾーンを構成する。敷地面積は約2万9521平方メートル。鉄骨2階建ての建物を中心に各テナントが入居する(一部は外部棟)。駐車場は約440台分。専門店の延べ床面積は約9144平方メートルで、マックスバリュのほかには、タピオカ店「二重橋」やハンバーガーチェーン「バーガーキング」が岡崎初出店となる。また、人気の「スターバックスコーヒー」や体操教室「サンスポーツクラブ」、フィットネスクラブ「エニタイムフィットネス」、ドラッグストア「ウエルシア」、100円均一の「ダイソー」、家電量販店「エディオン」などもある。
愛知県内52店舗目となるマックスバリュは24時間営業。この日は、午前10時のグランドオープンに先駆けて7時にオープンした。地産地消を重視しているほか、スマートフォンやパソコンで注文した商品を自宅で受け取ることができるネットスーパーを開設。さらに、ネットスーパーで注文した商品をレジに並ばずに店舗サービスカウンターでの受け取りや、車に乗ったまま商品を受け取れるドライブスルー方式も採用している。
イオンタウンは、基本商圏を車で10分圏内(約5万1000世帯、約12万2150人)としている。同社の加藤久誠社長は「(近隣の)イオンモール岡崎とのすみ分けは可能。地域と連携しながら、1週間に何度も足を運んでもらえる新たなランドマークとして期待している」と話した。