大迫力に興奮
岡崎 イベントでWRC(ラリー)盛り上げ
岡崎公園や籠田公園、乙川河川敷周辺などで21日、一般公道を使用してタイムを競うモータースポーツ「ラリー」の市民への周知を目的としたさまざまなイベントが開かれた。市内外の親子らが集まり、各地でにぎわいを見せた。(髙木駿太郎)
イベントは、21日に岡崎市内で開催される予定だった「世界ラリー選手権2020」(WRC)が新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったため、来年の開催に向けて「ラリー」を知ってもらい、岡崎市内での開催が決まっているWRCを盛り上げようと企画された。
この日のイベント会場の1つである乙川河川敷右岸では、現在WRCに日本から唯一参戦し活躍している「YARIS WRC」が、設置された特別コースでデモンストレーションランを披露。大迫力のエンジン音やドリフトなどで来場者をわかせた。
その後、1960〜70年代の「ポルシェ」や「フォード」などのクラシックカーが同じコースを走行してゴールまでの時間を競う「アルペン・クラシック・カー・ラリー」もあった。WRCで活躍する新井敏弘さんとフリーアナウンサー・ピエール北川さんが解説・実況を務め、ラリーの面白さや登場するクラシックカーについて伝えた。
ラリーの観戦エリアでは、普段見る機会のない車が走る姿を写真に収めようと、カメラを向ける人や、子どもを抱えて一緒に楽しむ保護者の姿などがあった。
このほかの会場では、ラリージャパンの公式グッズの販売ブースやラリーカーの展示、新井さんのトークショー、YARISの試乗会などが開かれた。