岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎に29日、市民のマイナンバーカード(個人番号カード)申請補助などを行う「市民サービスコーナー」と、岡崎ビジネスサポートセンター(オカビズ)の「クリエイティブ拠点」がオープンする。人出の多い商業施設内に設置することで市民らの利便性向上が期待される。26日には同所で関係者向けの内覧会が開かれた。(横田沙貴)

床面積は両施設で約120平方メートル。営業中は両施設をついたてで仕切る。内装やカウンターの仕切り、新型コロナウイルス感染予防のための飛沫防止アクリルスタンドの枠などには、額田地区産のヒノキ材が使われている。

市民サービスコーナーは、マイナンバーカード申請補助サービス用の着座カウンター5カ所と、来年1月開始予定の各種証明書類発行用のカウンター2カ所、記載台3台(うち1台は車椅子対応型)が設置された。

マイナンバーカードの申請補助サービス時は移動式の撮影用背景を用意し、市民が1つのカウンターから移動せず手続きが終わるようにするという。1日当たり最大で100件程度対応できる予定。市役所東庁舎でも受け付けているため、3密(密閉、密集、密接)回避にもつながるという。開設時間は午前11時〜午後7時。毎週水曜、第3日曜、年末年始(12月29日〜1月3日)は休み。

オカビズのクリエイティブ拠点は、相談用テーブル2カ所とカウンター1カ所、動画などの撮影用スタジオ1カ所を整備。スタッフが1〜3人程度常駐する。また、施設の一角にはオカビズが支援して開発された市内の事業者の製品が展示されるという。

撮影スタジオでは無料動画投稿サイト「YouTube」やインスタグラムなどで公開するための動画や写真などの撮影を支援する。コロナ禍でSNSや動画での対応に注目が集まっており、さらなる支援が必要と企画された。

営業時間は午前10時〜午後0時30分、同1時30分〜同5時。土、日曜休み。利用には予約が必要。これに伴い、市図書館交流プラザ(りぶら)内のオカビズの開設日は月、火、木、金の午前9時30分〜正午と午後1〜5時に変更される。