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東海愛知新聞

「チョイソコ」出発

岡崎と幸田 地域限定乗り合いタクシー

岡崎市幸田町で1日、会員制デマンド型乗り合いタクシー「チョイソコ」の運行が始まった。対象地域内の住民の生活の“足”として活用される。()

「チョイソコ」は事前予約のあった会員を指定された停留所へ送迎するサービス。アイシン精機(刈谷市)が開発した専用システムで複数人が効率的に乗り合わせる運行ルートを選定。同社が委託したタクシー事業者が車両を運用する。

岡崎市内を運行するのは六ツ美中部学区の12歳以上の住民を対象にした「チョイソコおかざき」。2018(平成30)年に学区住民らがエリアバス運営協議会を設置して誘致した。停留所は学区内と近隣町の公共施設や商業施設、病院など90カ所。会員数は1日現在で876人。運賃は学区内が200円、その他が400円。

同学区市民ホームで開かれた出発式では、大久保勇同協議会長が「生活に密着し、私たちで育てる交通機関。ぜひ多く利用してほしい」とあいさつ。式後は「むつみ号」と名付けられた車両の第1便に予約した住民を乗せて発車した。

幸田町では、豊坂学区在住の65歳以上と障害者手帳を持つ町民を対象にした「チョイソコこうた」がスタートした。来年3月31日までの実証実験。

停留所は学区内の公共施設をはじめ町役場、JR幸田駅、商業施設など68カ所。会員数は1日現在で77人。運賃は無料。

町役場正面玄関で開かれた出発式には成瀬敦町長や同社役員らが出席。式後はワンボックスタイプの車両が停留所に向け出発した。

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