岡崎市出身
女子バレー日本代表 石川真佑選手と交流
市内の女子高生部員がオンラインで
バレーボール女子日本代表で岡崎市出身の石川真佑選手(20)=東レアローズ=と同市内の高校9校の女子バレー部員によるオンライン座談会が8日、開かれた。各校や石川選手が拠点とする滋賀県、司会者がいる岡崎市役所をそれぞれオンライン会議サービス「Zoom」でつなげ、約1時間にわたって交流した。(横田沙貴)
3重跳び連続
高校バレーは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3大大会の1つの高校総体(インターハイ、8月20〜24日)が史上初の中止に。各部員は「残念」「悲しい」と嘆いていたが、「全員で春高(=全日本バレーボール高校選手権大会。2021年は無観客で開催予定)に向けて頑張っている」と意気込む部員もいた。石川選手は「春高は限られたチームしか参加できない憧れの舞台。悔いの残らないように頑張ってほしい」とエールを送った。
話題に多く上がったのがコロナ禍での練習方法やチームメートとの意思疎通の方法。部員の大半が「無料通信アプリ『LINE』で連絡を取り合いながら自粛期間を乗り越えた」と答えた。石川選手は、「チーム練習が行えなかった時期は筋力トレーニングや基礎練習などに打ち込んだ」といい、「腹筋は30秒かけて体を起こしてから、30秒かけて元の位置に戻る」「20回を目標に、縄跳びの3重跳びを連続で跳ぶ」といったトレーニング法を伝授。連続して3重跳びができると聞いた部員らは驚いていた。
レシーブは苦手
部員が石川選手に質問する場面もあった。サーブ練習で気を付けている点を聞かれると、石川選手は「自分がボールを1番たたきやすいところにボールを上げること」と回答。レシーブの練習については「私も苦手」としながらも、「コーチやスタッフに台の上からボールを打ってもらって返球している。また、ワンタッチボール(味方のブロッカーの手に当たって自陣に入ってくるこぼれ球)への対応など、試合を想定した練習を行っている」と具体的に紹介した。
座談会は、コロナ禍で思うように部活動に取り組むことができない生徒らに交流や情報交換の場を提供し、励まそうと同市が企画した。