岡崎市社会福祉協議会は6日、今年度の災害ボランティアコーディネーター養成講座を市福祉会館で開いた。同コーディネーターは、大規模な地震や風水害が発生した時、他の市町村から支援に訪れたボランティアを混乱なく受け入れ、被災者側の要望に合わせて効率・効果的な救援活動を指揮する役割を担う。
この養成講座は、3日間の日程で行われる。初日のこの日は、市全体の防災体制や支援体制、支援センターの活動やコーディネーターの役割について、市職員や災害ボランティアおかざきの会員が講師となって説明。公募で集まった約30人が熱心にメモを取っていた。
8月末豪雨では、コーディネーターの活動拠点となる災害ボランティア支援センターが10日間運営された。しかし存在の周知不足により、被災者の要望が災害対策本部や消防、警察に集中してしまった。また、常時20人以上のコーディネーターが必要となったが、長期にわたる人員の確保は困難を極めた。
これらの反省を踏まえた同センターの立ち上げ訓練は、来年2月に行われる。