JR岡崎駅で29日、開業120周年キャンペーンが開かれた。同駅と愛知環状鉄道、市観光協会、岡崎商工会議所、岡崎城西高校、地元の岡崎駅前発展会、羽根北町内会などが、岡崎駅地区に人を呼びこもうと企画。「秋のさわやかウオーキング」をメーンに、駅構内の自由通路では鉄道模型のジオラマ展示や、子ども制服撮影会、観光スポットのPRなどが行われ、ウオーキングを中心に約3,000人が参加した。
さわやかウオーキングは愛知環状鉄道北岡崎駅を出発。八丁蔵通り、東公園、岡崎げんき館、郷土館などを回り、岡崎駅までの延長12.3キロを家族やグループで歩いた。
名古屋市港区から参加した男性(73)は「秋晴れの天候に恵まれ気持ちよかった。岡崎にはウオーキングでよく来ますが、歴史の重さを感じる街です」と話していた。
自由通路では岡崎城西高校鉄道研究部がジオラマを展示し、子どもたちの人気を集めていた。ジオラマには新幹線「のぞみ」やJR東海の在来線の列車、東京と岡山を結ぶ寝台車の模型が走り、親子らが操作盤で操縦を楽しんだ。
またちびっ子が鉄道員の制服を着て記念写真を撮るコーナーでは、かわいい子どもたちの制服姿をお母さんたちがカメラに収めていた。
このほか、市内の観光スポットや、区画整理事業で生まれ変わる岡崎駅地区を紹介するパネル展などが開かれた。
JR岡崎駅は明治21(1888)年9月、浜松―大府間の開通と同時に「岡崎停車場」として開業した。