東海愛知新聞バックナンバー

 11月12日【水】

職人手本にものづくり挑戦

男川小学校で技能体験教室
岡崎市

小中学生に「ものづくり」への関心を高めてもらおうと県主催の技能体験教室が11日、岡崎市男川小学校で始まった。5年生95人がきょう12日まで、職人から指導を受けながら体験を通じて、ものづくりを学ぶ。

若者の職業意識の低下やものづくりへの関心が薄れることを防ぐため、県が昨年から、県教育委員会の推薦を受けた県内の小中学校2校で実施している。今年は同校と一宮市尾西第二中学校が推薦された。

男川小では日本料理、サンドブラスト(石工)、和菓子づくり、キーホルダー製作の4教室。各分野の職人らが熟練の技を披露すると、児童たちから驚きの声が上がった。

28人が希望した和菓子づくりでは、名古屋市北区の「きた川」で職人歴55年の北川玉一さん(71)が最初に、手や専用のヘラでニンジンやダイコン、キク、ニワトリなどをかたどった和菓子を作り、児童らを驚かせた。児童らは北川さんの作品を手本に、慣れない手つきで挑戦していた。

山田雛乃さん(11)は「北川さんはさすがに慣れている感じだった。手本に近づくよう作りたい」と話していた。


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