来月1日にオープンする岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)の内部が21日、オープンに先立ち関係者に公開された。24日から26日までの3日間は、市民への内覧会が開かれる。内覧時間は24日が午後2時から午後8時まで、25,26の両日が午前10時から午後4時まで。
施設は3階建てで、延べ床面積は約1万8,000平方メートル。中核を担う中央図書館(1、2階)が約8,000平方メートルを占め、旧図書館に比べ3倍以上の広さになった。
収蔵する本は、オープン当初は約60万冊だが、最大100万冊の収蔵が可能。本はICチップで管理し、本棚にない本をコンピューターで収蔵庫から自動検索するシステムを導入した。閲覧席は335席から700席に増やした。
1階の岡崎むかし館では、市内の移り変わりを歴史的資料で紹介するほか、昭和35年ごろの暮らしを再現。可動式の客席292席を備えるホールは、ジャズなどのコンサートや展示会場に使用する。
2階は内田修ジャズコレクション展示室、子ども図書館、乳幼児室、カフェ・レストラン、調理室など。3階は、利用人数に応じて間仕切りが調節できる会議室と和室がある。
駐車場は敷地内に約300台分を確保したが、提携する周辺の民間駐車場を含めると、1,400台から1,500台の駐車が可能という。来館者には3時間の無料駐車サービスを行う。
総事業費は約100億円。人件費を含む年間の維持管理費は約12億円。市は年間で延べ100万人の利用を見込んでいる。
今年8月末に閉鎖した明大寺町の旧中央図書館の建物については、隣接する市美術館の拡張に活用する方針。