東海愛知新聞バックナンバー

 10月6日【月】
岡崎の同時選
市長に柴田氏3選
市議は大接戦
投票率 前回をわずかに上回る

任期満了に伴う岡崎市長・市議会議員同時選挙は5日投票、即日開票された。市長選は、前職の柴田紘一氏(67)=自民、民主、公明推薦=が、元農林水産省東海農政局職員で新人の中根友治氏(61)=共産推薦=に8万5,000票以上の差をつけ、3選を果たした。定数40に対し49人が立候補した市議選は、労組などの組織票に支えられた民主系、公明などの現職候補勢や有力視された新人勢が当選した。

午後8時の投票締め切り後、予定通りの午後9時15分から開票作業がスタート。10時30分発表の2回目の開票速報(開票率27.55%)で早くも両氏に2万2,000票余りの開きが現れた。その後も中根氏の追随は見られず、健闘およばないまま11時46分に結了した。しかし中根氏には4万票近く入ったことから、前職市政に対する批判も多く含まれるとみられる。

市議選では、多くの新人は現職候補勢の固い地盤を破ることができず、涙を飲む結果となった。

旧額田町との合併後、初めての同時選となった今回の選挙では目立った争点がなかったものの、投票率は市長選が59.05%、市議選が59.04%。過去最低となった4年前の市長・市議同日選挙(58.73%)に比べ、市長選は0.32、市議選は0.31上昇した。


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