東海愛知新聞バックナンバー
 9月12日【金】
市民の支援で成果
柴田岡崎市長が任期満了で退任

柴田紘一岡崎市長は11日、市役所で任期満了に伴う退任会見を開いた。市災害対策本部の防災服で会見に臨んだ市長は、任期満了直前に見舞われた先月29日の集中豪雨について「任期最後の日を防災服で迎えるとは思っていなかった」と述べ、「市民の温かい支援により、4年間はいくつかの成果を挙げることができた」とこれまでの任期を振り返った。

今回の豪雨被災者に対し、「1日も早い復興と市民の正常な生活を待ち望んでいる。災害が残る中、役職を代理に託すのは心残りだが、きちんと引き継いでほしい」と述べた。

市災害対策本部では「組織体制、指揮命令系統など反省すべき点はいくつもあった」と振り返り、今後に備えて、組織内の情報共有を課題に挙げた。

また、災害直後の先月31日朝、市長選に向けた事務所開きを行っていたことが判明。市長は「延期も考えたが、簡単な神事のみを行った。しかし自分は参加せず、出席者にあいさつだけして登庁した」と説明した。




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