東海愛知新聞バックナンバー
 9月2日【火】
豪雨禍乗り越え新学期
広幡小

岡崎市の小中学校合わせて69校で1日、2学期の始業式が行われた。日焼けした顔で宿題の工作作品などを持った子どもたちがあいさつを交わしながら校門を入ると、学校が一気に明るくなった。

今回の豪雨で大きな被害を出した同市伊賀町を学区内に持つ広幡小学校でも児童たち687人が元気に始業式に参加した。欠席した12人のうち2人の児童は床上浸水の被害にあって現在親類の家に避難している。同校では21世帯が床上床下浸水の被害に遭った。

式辞で海藤茂実校長は「皆さんも怖い思いをしたと思いますが、今度の大雨で学校の近くの人が2人亡くなられました。被害に遭った人も元気に2学期を過ごしてください」と激励。4人の児童が夏休みの思い出や2学期の抱負を述べた。

式後それぞれの教室では、担任が児童一人ひとりから被害の状況を聞き取り実態の把握に努めた。

市教育委員会では、今回の豪雨で被災した児童、生徒に対して教科書の再支給など学校生活に不安のないよう支援することにしている。





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