8月3日【日】
■岡崎で第1回「乙川サミット」
11団体参加 環境保全など意見交換 環境共生都市をめざす岡崎市は2日、乙川流域で河川美化に取り組んでいる学校や民間の11団体に呼びかけ、市福祉会館で第1回「乙川サミット」を開催した。事例発表では、鳥川小学校がホタルの飛び交うきれいな川を守ってきた活動の様子を説明。会議では「乙川の水はきれいか?」をテーマに意見交換が行われ、共同声明を採択した。傍聴者約60人も熱心に耳を傾けていた。 市東北部の山あいにある鳥川小学校は児童数8人、2年後の平成22年3月には廃校となる予定。これまでホタルの飼育を通して鳥川の美化・浄化に取り組んできた。今年6月のある夜、昨年の最高よりも200匹多い約1,000匹のホタルを確認できたという。同校の活動は全国のホタル保存会や河川美化団体の先達として評価されている。 続いて「乙川の水はきれいか?」を議題に、乙川の水質について各団体が現状認識と問題点を指摘した。 市環境保全課から「あいち水循環再生指標」について解説があり、共通の指標で水質検査をする意義が示された。この指標を用いた市民一斉水環境調査が今月10日に実施されることから、各団体が調査に参加することを了承した。
「共同声明」採択
その上で、次の2点を共同声明として採択した(要旨)。「乙川サミットを機に今後、今まで以上に各団体の連携を強化し、乙川流域が将来に誇れるすばらしいものになるようにする」「乙川サミットを今後も継続して実施する」 第1回サミットに参加したのは次の団体と関係行政機関。
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