東海愛知新聞バックナンバー
 7月17日【木】
カビ研究やメニュー開発
いずみ製菓と愛知学泉短大
産学連携で協定書調印

和泉そうめん丈山の里」で知られるいずみ製菓(本社安城市和泉町、沓名令亨社長)と学校法人安城学園(寺部曉理事長)は16日、岡崎市舳越町の愛知学泉短期大学(安藤正人学長)で「産学連携協定」に調印した。昔ながらの製法による手延べそうめんのカビ防止を共同研究するとともに、学生のアイデアで同社が展開する店舗の新メニューを開発する。

協定書によると、同短大の栄養士を育てる食物栄養学科と、ファッションデザインなどを学ぶ生活デザイン総合学科の学生が、同社の社員と共同で研究に取り組む。

調印式に臨んだ沓名社長は「急激な社会の変化と消費者のニーズの多様化で、食品のものづくりは難しい時代を迎えています。若い人に訴え、ヘルシーな新メニューが形あるものになることを期待しています。みなさんのアイデアで、わが社の将来の方向付けをしたい」とあいさつ。

寺部理事長も「校内で勉強するだけでなく、実社会の求めている研究成果がどういうものかを肌で感じ、実践的な勉学の場になります。学生だけでなく、教職員にとっても能力向上につながります」と述べた。

産学連携は昨年秋から話が進められた。いずみ製菓が大学と連携するのは初めて。安城学園は三企業目だが、同短大としては初めて。





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