■高校生用「危険マップ」
交通事故の記録集め作成
岡崎市
岡崎市は、昨年4月から12月までの9カ月間に高校生が関係した交通事故のデータ147件を基に、高校生のための「交通事故危険マップ」を作成した。
市役所安全安心課が市内の高校11校から事故の記録を集めて作成。発生現場を「自転車と車」など事故の形態別に記号を変えて地図上に記している。また発生日と、時刻、場所、状況の一覧も掲載し、注意を促している。
市のまとめによると、高校生の交通事故は、午前8時から8時半までの朝の通学時が最も多く38件発生。時間にゆとりがないため、安全確認がおろそかになり事故が起きていると考えられる。また、右・左折車との衝突事故が多く発生していることから「時間に余裕をもって登校し、たとえ青信号でも、右・左折車の有無やその動きにしっかり目配りしてほしい」と呼び掛けている。
この交通事故危険マップは、昨年夏に開かれた「高校生交通安全シンポジウム」で、生徒から出された意見を参考にし、新1年生の事故を減らす目的で作成された。今月中に市内の各高校で行われる入学説明会などで、新1年生約4,300人に配布する。
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