■23年ぶり助産料値上げへ
「新生児育児介助料」も新設
岡崎市民病院は、23年ぶりに助産料を値上げすることにし、3月定例市議会に提案する。議決されれば、今年7月1日から実施される。
保険適用外の自費診療分の料金改定などは、診療報酬の変更時や設備投資などを機に行われるのが一般的という。しかし同病院の助産料に関しては昭和60(1985)年四月以降、手つかずのまま。このため他病院との料金格差が目立つようになり、今回これを是正することにした。
改定案では、出産が平日の場合の助産料は、午前8時30分―午後5時15分十1万円(現行5万円)▽午前6時―8時30分と午後5時15分―10時12万円(5万5千円)▽それ以外の時間13万円(6万円)。外来休診日の場合、午前6時―午後10時12万円(5万5千円)▽それ以外の時間13万円(6万円)としている。さらに、これまでなかった新生児育児介助料(1日につき7千円)を新設する。
これにより正常分娩時の平均請求額は、現行の25万2,000円から一挙に35万1,000千円に跳ね上がる。それでも同病院と同じような地域周産期母子医療センターを備える他の県内六病院の中では低料金という。
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