■岡崎の“ものづくり”全国へ発信
きょうまで竜美丘会館
企業出展、セミナーも
岡崎市
第1回ものづくり岡崎フェア2008(岡崎商工会議所、岡崎ものづくり推進協議会主催)が14日、岡崎市竜美丘会館で始まった。きょう15日まで“ものづくり企業”47社が自慢の製品、商品を展示するほか、基調講演やセミナー、出展企業によるプレゼンテーションなど多彩なイベントが開かれる。
オープニングセレモニーには、来賓として柴田紘一市長、経済産業省中部経済産業局の小出敏雄地域経済部次長、広島県福山商工会議所の菅田秦介会頭らが出席した。
岡崎商工会議所の伊藤公正会頭は「資源の少ない日本では、高い技術力と商品力が武器になる。三河地方はものづくりの先進地として発展してきました。岡崎には優秀な企業がたくさんあり、これを全国に発信し新しいビジネスにつなげられたら」とあいさつ。
来賓の柴田市長は「新しい取り組みに心から敬意を表します。すばらしい企画を市民にも見ていただきたい。成功を期待しています」と述べた。
続いて、「墓石用免震製品」で岡崎ビジネス大賞を受賞した安震の杉田規久男社長と、「本気布(マジギレ)プロジェクト」で同地域活性化奨励賞を受けたファナビスの稲垣光威社長を表彰。関係者でテープカットを行い開幕した。
会場には各企業のブースが並び、来場した市民が製品を手にとって特徴を社員に質問したり、企業関係者と商談したりする姿もあった。
市内在住で名古屋市内の金融機関に勤めているという男性(61)は「名前は知っていても、実際に製品や商品を見るのは初めてという企業もあった。とてもいい企画なので、もっと規模を拡大して続けてほしい」と話していた。
また出展企業の関係者は「まったく関係ない業種の人とも話ができ、アイデアのヒントになった。市外の人とも商談のできるチャンスを生かしたい」と期待していた。
ほかに市内と近隣の大学も参加。ステージで行われた企業のプレゼンテーションを、興味深そうに見つめる人もいた。
15日は午前10時30分から、三菱自動車工業常務取締役・相川哲郎さんが「CO2ゼロで走ろう!三菱自動車の昨日・今日・明日」と題して基調講演。午後1時から知的財産活用セミナー、さらに中小企業事例発表などがある。
名鉄東岡崎駅南口からシャトルバスが運行されている。
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